栄養や水分を摂るだけではなく食べる楽しみを味わう

舌は歯よりも肺などの臓器に近い
以前の研究で菌が移動する時間を計ったことがありますが、歯茎の内側から入った悪玉菌は、約90秒で上腕部の血管に到達して、60分後には上腕部からいなくなって、他の部位へと移動していったのです。
細菌を増やさない、血液へ入り込ませないためには、朝・昼・夕食後にしっかりと歯ブラシを動かして歯磨きをしましょう。
歯ブラシで磨くだけではなくて、舌磨きや歯間ブラシなどを使用することも大切なことです。
舌を磨く際には、歯ブラシを使用すると舌を傷つけてしまうため、専用のブラシを使用してください。
舌は歯よりも肺などの臓器に近いため、舌についた菌が繁殖することにより、誤嚥性肺炎に繋がることもあります。
歯磨きと同様に習慣化することをおすすめします。
歯間ブラシについても、歯ブラシと同様のタイミングで使用すると面倒にならずに歯間の掃除をすることが可能です。
歯間ブラシとデンタルフロスを両用する
年齢を重ねていくと、どうしても歯と歯に隙間ができてしまいます。
そこに食べカスが入ったままになっていると炎症を起こしてしまう要因となりかねません。
もちろん菌を増やしてしまう元にもなり、隙間をしっかりと掃除するためには歯ブラシだけでは難しいため、歯間ブラシを使用してください。
入りにくいところに無理に入れる必要はありません。
隙間のない方や歯間ブラシが入らない場所には、デンタルフロスがいいでしょう。
歯ブラシと歯間ブラシ・デンタルフロスを併用するようにしてください。
歯ブラシの動かし方に気を付けて歯を磨くこと、舌も歯間もしっかりと専用のブラシにより掃除することが大切です。
基本的なお口のケアは、特別難しいことではなくて、日常の生活の中でできることです。
虫歯や歯周病のみでなく、生活習慣病の予防にも繋がるので、しっかりと習慣にしていきましょう。