お家でもできる口腔ケアの注意点

普段から嚥下障害の予防や機能維持に取り組む

口腔内の細菌を除去し歯周病などの予防する

嚥下障害において、なぜ口腔ケアが必要なのでしょうか。
嚥下障害の口腔ケアを実施する目標について詳しくみていきましょう。
口腔ケアをしないことにより、口腔内が細菌を育てることになってしまい、口腔内で細菌が繁殖することで感染症や肺炎にかかりやすくなってしまうのです。
嚥下障害の口腔ケアについては、嚥下機能の維持と改善という目標があり、口腔ケアは感染予防だけではなくて、唇・舌・鼻腔などの運動機能のアップにも繋がるでしょう。
お口の中を綺麗にすることは、口腔内の細菌を除去して、歯周病などの予防にも役立ちます。
口腔ケアをすることにより、コミュニケーション機能の維持や向上にも効果があるでしょう。
嚥下障害の口腔ケアにおいて、目標を達成するために看護計画を立案して、観察項目を設定しいつも記録するようにしましょう。

頬や顎の下・唾液腺のマッサージを行う

器質的口腔ケアについては、口腔内の細菌や汚れを取り除き、清潔に保つケアのことです。
器質的口腔ケアを行うことにより、誤嚥性肺炎の発症の危険減少にも繋がります。
口腔内を清潔に保つためには、歯ブラシや歯間ブラシ・デンタルクロス・歯磨き剤などを使い行います。
口周辺の筋肉を動かす体操は、唇を横に引いて頬をあげて、口と目を思いっきり開きましょう。
口をしっかりと閉じてから、頬を膨らませ、口を左右に動かしてください。
口を開け、舌を思いっきり出し入れして、舌を上下・左右に動かして、口の周りをなめるように回しましょう。
口を閉じて、舌で上唇や下唇を内側より押したり、頬を押したりします。
口周辺の筋肉を動かすことにより、舌の働きが良くなることで唾液の分泌が促進されて、発音も良くなるでしょう。
頬や顎の下のマッサージや唾液腺のマッサージを行うことにより、口腔内の乾燥を予防できます。


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